立憲民主党 の躍進、まさかのネーミングの勝利か

今回の選挙で大躍進の 立憲民主党 、なぜこんなに勢いがあったんでしょうか。

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はじめに

立憲民主党が大活躍、枝野さんのおかげとか、ネット戦略の勝利とかいろいろ言われています。ちょっと眺めてみます。

立憲民主党 とは

党名からみてもわかるように

  • 立憲民主主義

を標榜する政党となります。立憲主義とは、

立憲主義 - Wikipedia

Wikipediaから引用すると、

立憲主義(りっけんしゅぎ、英: Constitutionalism)とは、政府の統治を憲法に基づき行う原理で、政府の権威や合法性が憲法の制限下に置かれていることに依拠するという考え方。「憲法に立脚する」という意味合いである。なお、立憲主義を前提とした民主主義を立憲民主主義と呼ぶ。

Wikipediaにもいろいろ書かれてますが、憲法をもっと大事にして国家権力の横暴を制限しようということだと思います(適当)

「立憲主義」という概念 | 日本国憲法の基礎知識 -憲法の試験対策などにも-
試験との関係ではそれほど重要ではないが、近代憲法の理解としては重要な概念。試験問題として出題される可能性は低い・・・

憲法があっても政府がないがしろにしていた時代や国家に対しての警鐘のようなものですね。今の日本ではいくつか違憲かどうかで裁判が発生するくらいあたりまえに憲法が前提として機能しているのでいまさら立憲主義というのもおかしな話です。

違憲判決 - Wikipedia

違憲判決も Wikipediaにまとめられていました。時代も移り変わり憲法が合わなくなっている箇所(9条含め)も事実存在していると思いますので立憲主義を標榜するのであれば適宜見直しをすることも必要だと思います。

党が結成された時もその党名との関係が話題になったようで、

「立憲主義」ってどんな意味?みんな大好き育鵬社の中学生向け公民教科書で調べてみた | BUZZAP!(バザップ!)

にまとめられています。

ちなみに中学生の教科書で日本国憲法と同時にこの言葉にみんなは触れることになります。

想起されること

そういった背景ですが恐れずにまとめると受けるイメージとしては「いまの憲法は素晴らしいんだからもっと大事にして守っていこうよ」ということです。立憲主義などでネットを検索してみるとわかりますが、護憲と同義にとってらっしゃる方も多いです。

しかしもちろん護憲とは違う意味です。実際に公約を見てみますと

立憲民主党 | 特設サイト 立憲主義を回復させます
アジア、そして世界の中で、国際協調にもとづく、日本の安全保障に関する基本姿勢を守ります。2015年に強行採決された違憲の安保法制の問題をうやむやにしたままに、理念なき憲法改正が叫ばれています。…

アジア、そして世界の中で、国際協調にもとづく、日本の安全保障に関する基本姿勢を守ります。2015年に強行採決された違憲の安保法制の問題をうやむやにしたままに、理念なき憲法改正が叫ばれています。専守防衛を逸脱し、立憲主義を破壊する、安保法制を前提とした憲法9条の改悪とは、徹底的に闘います。現下の安全保障環境を鑑み、領域警備法の制定と憲法の枠内での周辺事態法の強化をめざします。基本的人権の尊重、立憲主義、民主主義といった原則は、決して揺るがしません。解散権の制約や知る権利など、この原則を深化するための憲法論議を進めます。

ということで改憲しないとは書かれていません。

総選挙 があるので各党の政策で仕事関連のを比較してみた
10/22(日)は第48回衆議院議員 総選挙 です。みなさん投票に行きましょう。 はじめに...

改憲

NHKの調査がありましたので貼っておきます。

憲法に関する意識調査|日本国憲法70年 みんなの憲法|NHK NEWS WEB
私たちは、憲法についてどのような考えを持っているのでしょうか。日本人の憲法観の変遷や、憲法改正に対する意識などを中心に、NHKが行った世論調査の概略をお伝えします。

年代別のグラフが出ていますので「改正する必要はない」というところを見てみると最近見た別のグラフとそっくりです。そうです年代別で立憲民主党を支持するという年代別のグラフと。

18・19歳、自民に4割傾く 立憲民主は高齢層支持多く
 今回の選挙は2016年施行の改正公職選挙法で選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に下げてから初の衆院選だった。出口調査で18~19歳の有権者にどの政党を支持するか聞くと、39.9%が自民党と

現政権へのアンチテーゼ

選挙では野党として現政権へのアンチテーゼを掲げて争うことになります。消費税や原発ゼロは現在の経済に満足する層にはまったく響かず、経済論点ではなく護憲風(笑)イメージを伝えたことが今回の躍進の理由だと思われます。

論点をしっかり伝えるネーミング

希望の党は個人的にはムーブメントとして期待していたのですが民進党から多くのオワコン人材を受け入れた時点で終了してしまいました。また最近は新党の名前がこういう漠然としたポジティブイメージを伝えるものが増えています。

そのなかで立憲民主党という憲法イメージをしっかりと伝える教科書で刷り込まれた単語、あえて古くさい名前を採用したことが良かったのでしょう。これが例えば「明るい日本を続ける党」とかにした途端に陳腐な新党のひとつとして終わってしまっていたでしょう。

結果、中高年のより保守的な層をひきつけ、変化し続ける経済、難しい海外諸国との折衝、など実務的な面を評価した若年層とは差が生まれたのではと思います。

まとめ

いろいろな観点はありますがネーミングの段階でその後の大勢が決まっていたのかもしれません。ネーミングを決めた人は素晴らしい結果を出したと思いますが、その反面支援する層のボリュームはここが上限で、実務を残さない限りは政権交代可能な野党第一党までにはなれない気もします。

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